高校野球のありかた

夏の高校野球が終わった。
旋風を巻き起こした秋田県金足農業高校。よくがんばったんじゃないかなあ。
秋田県、そして東北の方々にたくさんの希望や感動を与えられたはず。
胸を張って帰って行ってもらいたいな。

優勝した大阪桐蔭高校、史上初の2回目の春夏制覇。黄金時代はまだ続くのかな。
金足農業高校のエース、吉田くんもあっぱれ。
ここまで一人で投げ抜いてきて疲労も身体の痛みも限界の中でそれでも真っ向勝負を挑んでた。もし、吉田くんが万全な状態であったら、とかもっと早い段階での勝負だったら勝てたかも、みたいなコメントも散見していたけどおそらくほぼ同じ結果だったのかもしれない気もする。そのくらい大阪桐蔭高校の選手たちの力が突出していた。
なにせ「銀河系軍団」、部員すべてが甲子園制覇の先、将来野球でメシを食おうという集団なんだから。大阪桐蔭高校から直接プロに入って頭角を現すのがほかの学校よりも断然早いことからも今回の選手たちだってほぼプロと同じでしょ。そこに吉田くんひとりが勝負を挑んでも結果は見えてるんだよね。

そうした志の学生を西谷監督自ら全国各地を赴いてスカウトする手法には批判もなくはない。だから私立じゃなく公立がんばれ、って人も多いみたい。
でも私立高校って会社と同じで公立よりも学校経営に関してはシビアだと思うの。
野球の限らずいい選手を集めて全国に名前を売ってより一人でも多くいい生徒に来て欲しいって思うのは当然のことだもの。なんか判で押したように私立はけしからん、って見方は間違ってる気がする。だって15歳の子が甲子園で活躍したい、とかその先のプロに憧れてまったく見ず知らずの場所で3年間生活するんだもの、並大抵の気持ちではないと思うんだよね。頭ごなしに批判するのはナンセンスな気がする。

最近はこうした私立の強豪校を倒すために地元で頑張ろうって公立に残る生徒も増えてきてる。現に地方予選でも善戦あるいは勝利している公立校もあるからね。
それに高校野球のゴールは甲子園だけじゃない。純粋に野球を楽しむっていうのももちろんあり。中には部員数が足りないけど100回の記念大会だから混成チームでなく単独チームとして出よう、ということで他の部から部員を借りて出たチームだってある。
出る学校ごとにドラマがある。見る側だってそんな楽しみ方もある気がする。